KVM で仮想マシンを作る
はじめに
会社で KVM を使う機会があったので、そのまとめ。
前提
- ホストOS : Ubuntu10.04 LTS
手順
KVM パッケージのインストール
KVM のパッケージは qemu-kvm という名前のパッケージで提供されている。ちなみに kvm というパッケージ名もあるが、これは qemu-kvm のダミーパッケージ。
$ sudo apt-get install qemu-kvm
KVM のインストール確認は kvm-ok コマンドを使う。
$ kvm-ok INFO: Your CPU supports KVM extensions INFO: /dev/kvm exists KVM acceleration can be used
あと、virt-manager というツールを使うとと簡単にドメイン(仮想マシン)を作成することができる。
$ sudo apt-get install virt-manager
※ Web で KVM について調べると kvm コマンド使ってたり virt-install を使う方法とかいろいろあったんですが、virt-manager を使うのが一番簡単そうなのでひとまずこれで作ってみて、後からコマンドラインでやる方法とかも試してみようかと思ってます。
コマンドラインから virt-manager を実行。
$ virt-manager
virt-manager を実行すると、「仮想マシンマネージャ」のウィンドウが立ち上がる。立ち上がったら「新しい仮想マシンの作成」のアイコンをクリック。
仮想マシンの名前を適当に入力して「進む」。ubuntu101 にした。
インストールメディアの場所を指定する。ディスクもしくは事前にダウンロードしておいた iso イメージファイルを選択。ここでは、ホストOSと同じ Ubuntu 10.04 Server LTS を使う。
メモリとCPU設定。1GBのメモリとCPU2つ。
ストレージの設定。デフォルトの8GBを選択。
確認画面の内容でOKなら「完了」。
さっき作った ubuntu101 の仮想マシンをダブルクリックで起動。するとOSのインストール画面が立ち上がる。
あとは、普通に OS をインストールしていけば OK。
インストールが完了すれば、あとは仮想マシンマネージャを使って起動/停止や、用途に合わせてメモリや CPU の割り当て変更したりなどもできる。